■愛知製鋼の工場疎開跡が、CBCテレビ “チャント” ~大石が聞く~ で、8月15日 17:30から約10分間紹介されましたので、ご紹介します。
■ここは3年前(2021年)に一度調査しており、その時は穴の正体がよくわかりませんでしたが、1年前(2023年)の調査で、陸軍の「坑道式掩蔽部(えんぺいぶ)」の掘り方であると分かりました。水田から約3mの高さの位置にある地下壕は、軍需工場の機械設備を入れるためではなく、鋼を造る軍需工場を監視し、また空襲時には軍人が隠れるための陸軍用に掘られたものでした。
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CBCテレビ “チャント” での同放送は下記からご視聴いただけます。
《2024年8月15日放送 CBCテレビ “チャント” より》
■鈴木氏宅東隣にある養蚕用の建物を工事用に使用するための「家屋賃借契約證」
・内容は、豊田製鋼刈谷工場が鈴木 錠太郎氏から、建物を借りる契約です。(昭和20年(1945)5月1日付)
・豊田製鋼は、戦後の昭和20年11月に、愛知製鋼と社名変更しました。
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■疎開工場跡の再発見に関して
■この発見は工場跡の現場を確認したいという情熱・努力、偶然、複数の人との出会い、そしてその人たちの協力があって、奇跡的にここまでたどり着くことができました。
■以下、その関係者をご紹介します。
■・鈴木 勝己氏(地元在住・語り部)、大岩 勇夫氏(地元在住)。
■・山田 富久氏(愛知製鋼OB)。
■・小西 恭子氏(当時、豊田市近代の産業とくらし発見館 学芸員)、伊藤 厚史氏(名古屋市見晴台考古資料館 学芸員、戦跡考古学)
■3年前(2021年)の「再発見」時の調査内容はこちらです。併せてご覧ください。
■https://ikomaiishino.com/wp-content/uploads/2024/02/[寄稿]-76-年前の工場疎開跡を探してNo.112より抜粋.pdf
【お願い】************************************
■洞窟や奥の削平地は地主さんの私有地であり、さらに落盤の危険性もあります。
■絶対に許可なく無断で入らないでください。
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本記事に関するご意見や情報等は下記までお願いします。
■鈴木 勝己氏連絡先:katusuzu@hm.aitai.ne.jp
■山田 富久氏連絡先:yamada.tomihisa@sea.plala.or.jp (名古屋市在住)
(石野を考える会)
“豊田市郷土資料館だより No.112″に掲載された記事を抜粋しご紹介します。