所在地:豊田市千鳥(ちどり)町(豊田市街地からクルマで30分ほど)
護持山千鳥寺と号する曹洞宗の寺院で、後醍醐天皇の皇子金竜謙柔(きんりゅうけんじゅう)が開いた実峯派(じっぽうは)の本山格の名刹です。
かつては数十人の僧がこの寺院で修行をつんでいたとのことです。江戸時代初期の名僧鈴木正三(しょうさん)もこの寺で座禅を組んだ一人とのことです。
(この説明は石野コミュニテイ会議編集の「歩こまい石野の路」を参考にしました。)
現在は寺の境内に350鉢余のハスが栽培されており、地域では蓮寺として有名です。夏になると色々な種類のハスの花が楽しめます。山の中なのに千鳥寺という名前が付いているのは、この寺が以前あった場所の近くの池に千鳥がいたからだという言い伝えもあるそうです。 なお山門前の参道には豊田市の名木に登録されている「ツクバネ」が自生しています。ツクバネはその実に4枚の羽根がつき、羽根突きの羽根に似ていることからこの名前がついたとのことです。