石野の名所

松興寺

石野地区の最も北に位置する真宗大谷派寺院の本堂です

所在地:豊田市松嶺町(豊田市街地からクルマで40分ほど)

真宗大谷派の寺院で、龍嶽山松興寺(りゅうがくさん・しょうこうじ)と称されています。創建時期は明らかではありませんが、文明年間(15世紀中期)に作成された佐々木上宮寺(ささき・じょうぐうじ:岡崎市) の如光上人弟子帳(にょこうしょうにん・でしちょう)にすでに「松峯次郎左衛門」の名前があり、その頃から真宗の道場として存在していたといわれています。
この寺院のある押沢町、松嶺町には16世紀中ごろに起こった三河一向一揆で徳川家康に敗れた一向宗の門徒が隠れ住んだという伝承があり、この寺院もこうした門徒に支えられた寺院のひとつと 思われます。
(この紹介は石野コミュニテイ会議編集の「歩こまい石野の路」を参考にしました。)

静かな環境の中にたたずむ書院。 鐘除夜の鐘の音ははるか数キロメートル離れた集落でも聞き取れるそうです。 街中ではまだ暑い頃でしたが、境内ではもう紅葉が見られました。 本堂東隣の家にあるケヤキの大木。豊田市の名木に指定されています。木が大きく、撮影アングルを決めるのに所有者の方のご助言をいただきました。